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新卒で入社した会社を6ヶ月で退職し、現在フリーターとして生活している21卒の日常です。

【21卒】新卒で入社して4ヶ月、逃げるように会社を休職した

みなさん、こんにちは。

なぬこ(@_nanuko)です。

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前回の記事で、新卒で入った会社を6ヶ月で退職して、週3勤務のフリーターになった話をしました。

(気になった方は以下リンクから記事を読んでみてください📝)

nanuko-dialy.hatenablog.com


 

記事の中でさらっと触れていたのですが、私は新卒4ヶ月が経った頃、”神経衰弱状態”という診断を受け、2ヶ月の休職をしています。

 

休職するまでに会社の制度や休職について一度も調べることもなく、「無理だ、もう耐えられない」という思いから、精神科を受診し、休職をすることになりました。

 

休職期間を経た今だからこそ、「休職する前にやっておけばよかったな…」と思うことは結構あります。

でも、休職をする直前の私は、そんなことを考える余裕もないくらい切羽詰まっていました。そんな私が取った行動について、今回はお話してみようと思います。

(※ただし、これはあくまで私の”実体験”に基づくものです。割と例外的な行動をしているかもしれません。参考程度に見ていただけると幸いです。)

 

ここからは、時系列とともに体に感じた違和感と休職までの流れについてお話していきます。

 

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《7月上旬》 体の不調に気付く

この頃から何となく体の不調が続いていました。頭が痛かったり、お腹が痛かったり。

倦怠感もあり、会社に行くのも苦しかったです。

ただ、新卒4ヶ月目でまだ有給がなく、お休みをすることはできませんでした。

さらに、勤めていた会社が土日祝休みだったので、平日に病院に行くこともできませんでした。

また、土曜日の午前中に病院に行こうと思って予約するところまではできるのですが、結局平日5連勤の疲れが襲ってきて土曜日はベットからほぼ動けずじまい。病院に行くことすらできていない状況でした。

 

《7月上旬〜中旬》 中途覚醒が頻発、会社に行けなくなる①

”疲れているはずなのに眠れない”という日が増えてきました。寝ている時も”仕事をしている夢”を見てしまうことが多く、「寝るのすらも嫌だ」と思っていました。

そのため、深夜2時頃に無理やり目を閉じて寝て、4時には起床して、それから3〜4時間ほどベッドの上で求人サイトを見たり、天井を見つめながら「今日は会社行けるかな…行きたくないなあ」とぼーっと考えたりする毎日を送っていました。

 

そんな日々を送っていたのですが、ある日、会社に行けなくなってしまいました

洗濯もして、お弁当も作って、身支度も整えて、あとは家を出て会社に向かうだけ。

それなのに、ドアを開けることができませんでした。なんなら、靴を履くことすらできなかったんです。猛烈な吐き気と腹痛に襲われて、玄関から動けなくなってしまいました

「まだ有給ないんだから休めないし、会社に行かないと陰で何か言われてしまうかもしれないし…会社に行かなきゃ…!」

決死の思いで靴を履き、ドアを開けようとしましたが、やはり駄目でした。

ドアが激重だったんです。押せば簡単に開くはずなのに、開けられなかった。訳がわかりませんでした。

”会社に行けない!どうしよう!”という焦りと共に、吐き気と腹痛はどんどん増していき、玄関でしゃがみこんで泣くことしかできませんでした

 

”こんな状況で仕事に行ったら、逆に迷惑だよな”と自分に言い聞かせて、必死に涙を堪えながら、上司に「腹痛と吐き気がひどいので休ませて欲しい」と電話を掛け、初めて会社を欠勤しました

 

欠勤の連絡を入れた途端、腹痛と吐き気が少しずつ収まって行く感覚がありました

ただ、腹痛や吐き気が続いていたので、念のため内科に行き、”胃腸炎”という診断を受け、薬をもらってきました。

 

《7月中旬〜下旬》 ”体の不調”が悪化。ついに精神科を予約

吐き気や腹痛は少しずつ収まってきていましたが、なくなりはしませんでした。でも、精神的な疲れには全く気づいておらず、「病院でもらった薬を服用すれば収まるし、まあなんとかなるでしょ」と思っていました。

 

そんな”体の不調”を自覚しながら生活を送る中で、中途覚醒に追加して、”倦怠感”が大きくなっていきました

お風呂に入るのも、毎朝の日課だったゴミ捨ても、洗い物をすることもできなくなっていきました。それに加えて、ご飯を作ったり、食べたりすることも次第にできなくなってしまいました。

このように、何をするにも動くのが大変で、”動きたくても体が自由に動かない感覚”を味わうようになりました。

 

また、毎日仕事から帰ってきてから資格取得のために勉強をしたり、土日は趣味であるドラマやYouTube鑑賞をしたりしていたのですが、それすらもできなくなっていきました。

「つまらない」「面倒臭い」「何もしたくない」という感情が常に頭の中を占拠している状態でした。

 

この状態になってから、初めて「私もしかしたらヤバいのかもしれない」と思うようになり、精神科を受診することを決意しました。

 

昨今のご時世柄もあり、精神科を受診するにもネット予約や電話予約をする必要がありました。

口コミや病院の立地も見て、複数のクリニックに問い合わせて予約をしようと試みましたが、「1ヶ月先じゃないと予約が空いていません」という返答が来ました。

 

”今すぐ行きたいのに、行けないんだ”というどんよりとした気持ちを抱えつつ、一番良さそうなクリニックで予約を取ることにしました。

予約を取れたのが、ちょうど1ヶ月先でした。

「1ヶ月頑張れば、何かわかるかもしれない。この苦しさが少しは楽になるかもしれない。だから、1ヶ月は何とか生きる。」

そう心に刻み込んで、私は頑張って出社していました。

 

《7月下旬》 会社に行けなくなる②

また、ベッドの上から動けなくなってしまいました。でも、前回よりはマシでした。

その日は、出社するべき定時の30分後から外出の予定が入っており、「そういう場合は会社に出社せずに直接向かっていい」という先輩社員に言われたので、そのまま会社に向かうことなく、外出先に向かいました。

その外出の予定が終わり、会社に戻ると、女性社員と教育係の先輩が何やら騒いでいました。

あまり気に留めずに作業をしていたのですが、その日の定時が過ぎた後、上司に会議室に呼ばれ、定時に出社しなかったことを怒られました

その時に初めて女性社員が騒いでいたのは”私が定時に出社せずに外出先に直行していたことに対する文句”だったことに気づき、目の前が真っ暗になりました。

本来は上司に対して先輩社員から「直行していいと言われた」旨を伝えればよかったんだと思います

でも、私は女性社員に目の前で文句を言われていたことに対するパニックで上の空状態。ただ上司に謝罪をすることしかできませんでした。

その日は謝罪が済んだ後、すぐに退社しました。

女性社員の方に「お疲れ様でした」と挨拶をしたら、こちらを全く見てくれず、ガン無視されたことを今でも鮮明に覚えています。

オフィスから出た瞬間涙が止まらなくなり、そこから家に帰るまでの約40分間、ひたすら泣きながら帰宅しました

 

《8月上旬》 会社に行けなくなる③、親へのカミングアウト&弾丸帰省

また会社に行けなくなりました「そろそろヤバい」と思いました。

吐き気に襲われたことはもちろん、「会社に行きたくない。会社に行ける自信がない。もう会社の人と会いたくない」という思いだけがずっと頭の中をぐるぐるしていました

すぐに上司に連絡を入れ、「会社に行こうとすると具合が悪くなってしまう。なので休ませて欲しい」と素直に伝えました。

すると「それってヤバいやつだよね?病院行ったら?」と言われました。

「行きたくても行けないんです。実は少し前に予約したんですが1ヶ月待ちで…」と伝えると、「まあとりあえず今日は休んでいいから」という感じの返事が来たので、とりあえず休むことになりました。

ここで初めて親に連絡をして、現状をカミングアウトしました。

すると親からは「私の行っている精神科医なら、予約はすぐ取れるはずだから。とりあえず帰ってきて」という感じのことを言われました。

 

偶然、前職の会社は”夏季休暇”を8〜9月の間に自由に取得できる制度があり、それは新卒である私も使うことができました。

すぐに上司に連絡をし、「夏季休暇を今日から使わせて欲しい。実家に帰って、地元の病院で診察してもらう」という旨を伝えました。

もちろん上司からは「社会人としては常識がない。ありえない行為」だと言われましたが、夏季休暇を取得させてくれました。

急いで飛行機の予約を取り、荷物を1週間分くらいまとめて、実家に帰省することにしました

 

《8月上旬》 弾丸帰省翌日、精神科を受診。”2ヶ月休職”の診断書を出される

帰省した翌日、早速親のかかりつけ医の精神科を受診しました。

今までの症状や違和感、職場環境や経験してきた嫌なことについて全てお話をしました

すると、お医者さんは「それはね、あなたが悪いわけじゃないからね。職場の人があなたにした行為が、よくないことだから。心も体も頑張り過ぎちゃって疲れてしまっているんだよ。だから、ゆっくり休まないといけないね。今までよく頑張ったよ。」という言葉をかけてくれました。

なぜか心がじんわりあたたかくなって、涙が止まらなくなりました。

「診断書、出すからね。これを会社に提出してね。まずはゆっくり休みなさい。」と言われ、薬も処方してもらい、病院を後にしました。

渡された診断書には”神経衰弱状態により2ヶ月の休養を要する”という趣旨の内容が記載されていました。

 

《8月上旬》 会社に診断書を郵送、連絡をしないで欲しいと伝える

診断書をもらった当日の夜に、親が上司に「診断書が出て、2ヶ月の休職が必要になった」ということを電話で伝えてくれました

本来は私が電話をすべきなのですが、もう誰とも話したくない状態で、上司に電話をかけるという行為が苦痛でした。

そんな私を見かねて、親が代わりに電話をかけてくれました

 

電話をした翌日、”診断書を郵送して欲しい”という返答が会社側から来て、診断書のコピーを郵送しました。

 

その後、会社側から「診断書を受理します。診断書に記載されている期間はゆっくり休んでください」という連絡が親宛てに来ました。

 

また、会社からは社用携帯を支給されていたため、「休職期間中も肌身離さず持っているように」という連絡がありました

私はそれがどうしてもストレスで、耐えられませんでした。さらに、神経衰弱状態による倦怠感が大きく、連絡が来てもそれに返事をすることができない状態でした。

 

そのため、それも上司に伝えて、連絡は全て親を介して行ってもらうように依頼しました。

 

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このような流れで私は休職をすることになりました。

休職後、上司とは親を介したメールのやりとりを数回行っただけでした。

上司には、退職を電話で直接伝え、一度だけ会社に行って私物を取りに行った時に挨拶をした程度。あとは誰とも会うことなく、会社を退職しました

 

色々便利な制度はありますし、会社によっては休職制度などがしっかり会社の規定に記載されている場合もあるかと思います。

事前に”休職するための準備”ができるにこしたことはないは思いますが、実際に追い込まれている状態だと”休職するための準備”まで手が回らないという人もいるのではないでしょうか。現に私がそうでした。

 

休職するために準備はなくとも大丈夫です何とかなります

苦しければその場から逃げて良いと思います。

 

自分の健康が一番です。どうか、自分の体と心を守ってあげてくださいね。

 

 

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